シンポジウム開催報告|日本機械学会 第37回バイオエンジニアリング講演会
- MASAKI TSUCHIYA
- 9月4日
- 読了時間: 2分
開催日時:2025年5月25日(日)15:15~16:30
会場:慶應義塾大学日吉キャンパス(B室)
シンポジウムタイトル:細胞の「しなやかさ」を理解する最前線技術―細胞膜を起点としたストレス応答を紐解くアプローチ
オーガナイザー:氏原嘉洋、土谷正樹
本シンポジウムでは、細胞の「しなやかさ」に関する新たな理解を目指し、膜構造から個体レベルに至る多階層の視点でストレス応答を捉える技術と知見が紹介されました。土谷先生と氏原の企画のもと、以下の4名の講演者による発表が行われました。
氏原 嘉洋(名古屋工業大学):「しなやかさ」生物学創成に向けた取り組みと細胞膜微細構造の力学特性計測
村上 光(静岡県立大学):細胞熱特性の発見とその生物学的意義の探究
土谷 正樹(静岡県立大学):しなやかな細胞膜コリン脂質を捉える・操作する新技術
石綿 整(量子科学技術研究開発機構):量子計測を用いた「しなやかさ」解析法の開発
本講演会では、細胞生物学、ケミカルバイオロジー、量子科学といった機械学会ではや馴染みの薄い分野からの登壇者を迎え、専門性の高い内容ながらも分野横断的な理解を促す構成となりました。生命のストレス応答というテーマが、機械工学の視点と融合し、異分野連携の可能性を示す意義深い場となりました。
“しなやかさ”という新たな軸が、力学・構造・設計といった機械工学の基盤に新しい視座をもたらす契機となったことを期待しつつ、登壇者の皆様に心より御礼申し上げます。(氏原)

